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管理方式

管理方式(MP)は、事前に合意した一連の規則であり、これによって、最新のモニタリングデータに基づき総漁獲可能量(TAC)の変更量を決定することが可能となります。CCSBTは、MPをみなみまぐろの全世界のTACを設定するプロセスの指針とさせるべく、2002年から2011年にかけて、MPを開発するための広範な作業を実施してきました。CCSBTは、SBT資源及び漁業をシミュレートするオペレーティングモデルを活用して、様々なMPの候補を試験しました。頑健なMPとするため、MPの候補に対しては、様々な不確実性に関する試験が行われました。2011年7月、最終的なMP、いわゆる「バリ方式」がCCSBT科学委員会によって勧告されました。勧告された決定規則のパラメーターは、設定される資源再建のための計画期間、及びTACが更新される際に許容される最大TAC変更幅に応じて調整されることとなりました。拡大委員会に対して、様々なオプションが示されました。

2011年10月に開催された第18回CCSBT年次会合において、拡大委員会は、同委員会のMPとして、バリ方式及び関連する管理上のパラメータ(下記のとおり)を採択しました。

  • MPは、2035年までに初期産卵親魚資源量の20%とする暫定的な再建目標のリファレンス・ポイントまで資源を再建させる確率が70%となるようチューニングされる。
  • 最小TAC変更幅は100トン(増加又は減少)。
  • 最大TAC変更幅は3000トン(増加又は減少)。
  • TACは、管理方式の採択に関する決議 第7パラグラフを適用することを条件として、3年間を対象として設定。
  • 各3年間におけるTACの国別配分量は、全世界の総漁獲可能量の配分に関する決議 に基づき、振り分けられる。

MPは、2012年漁期からTAC設定の指針として利用されています。第2期(2015年から2017年)及びそれ以降の3年間のTAC設定期間に関しましては、MPによるTACの算出と当該TACの実施の間に1年間のラグを設けています(例えば、2015年から2017年までのTACは2013年に算出され、2018年から2020年までのTACは2016年に算出されました)。

またCCSBTは、SBT漁業における例外的な状況に対処するための手法として、第15回科学委員会会合報告書(PDF 5.0MB)の別紙10に記載されるメタルール・プロセスも採択しました。このメタルール・プロセスは、(1)例外的な状況が存在しているかどうかを判断するためのプロセス、(2)行動のためのプロセス、(3)行動に関する原則、について規定しています。

2013年に更新されたMPの技術的な詳細は、こちらです。

CCSBTは、2021年以降のTAC設定の指針とするための新たなMPを開発することを決定しています。新たなMPでは、データの利用可能性の変更、特に加入量モニタリングシリーズを若齢魚航空目視調査から若齢魚遺伝子標識再捕計画に変更することを考慮する予定です。