CCSBTは、メンバー及び協力的非加盟国から漁獲量、漁獲努力量及び体長別漁獲量など色々なデータを収集しています。漁獲量、体長及び貿易に関する情報も委員会の漁獲証明制度、日本の輸入統計及びその他の監視プログラムを通して収集されています。
本ページで提供した毎年の漁獲量は暦年ベースで報告されています。CCSBTメンバーは漁獲量の上限を(暦年ではなく)漁期年ベースで管理していますが、漁期年はメンバーごとに異なるため、ここでは漁獲量を提示するための共通の尺度として暦年を使用しています。
これら関連するデータのセット及びその要約版は以下より入手できます。全てのデータは、修正データや推定値の利用可能性に応じて、今後修正される可能性があります。特に、 2006年に行われたSBTデータのレビューは、みなみまぐろの漁獲量について、過去10年から20年に渡り未報告のものが相当量あることを示唆していますが、ここにあるデータはこの未報告漁獲の推定値を含んでいません。また、最近年(2022年)の報告漁獲量は暫定的なものであり、今後修正される可能性があります。これらの要約版の中にある全ての緯度経度は5度区画のマス目の北西の角を示し、マス目は特段の定めがない限り5度区画です。
メンバー及び協力的非加盟国の漁業活動に関するその他の情報は、拡大科学委員会、遵守委員会及び拡大委員会の報告書に記載されています。
みなみまぐろの全世界推定漁獲量
全世界のSBTの推定漁獲量は、毎年10月に行われるCCSBT年次会合の後2ヶ月以内に毎年一回最新化されています。
このセクションで記載されるすべての重さはトンで示されます。注:ここに掲載した漁獲のデータは過去の未報告漁獲の推定値を含んでおりません。
1952年から2022年までの国別・漁法別年間漁獲量
1965年から2022年までの海域別、年別、国別漁獲量
このデータセットは、大洋の定義 に従って事務局により3つの大洋(インド洋、太平洋及び大西洋)に分けられました。 必要なデータがなかったために、すべてのインドネシアの漁獲、その他の漁獲、2000年より前のフィリピンの漁獲及び1981年より前の台湾の漁獲はインド洋における漁獲であると推定しました。
ここに掲載している旗国及び団体からのデータは、それらが他の国際機関に別々に提出しているものと異なっているかもしれません。 これは、このデータセットを加工する際に一部CCSBTによって操作(様々な元データが使用されており、これらに修正及び引き延ばしが必要となります)を行っていること、また、各旗国及び団体からCCSBT及び他の国際機関に異なったデータを提出していることがあるからです。特に1994年以降、日本から CCSBTに提出されたデータは、他の漁業管理機関に提出されたものと異なっています。 日本からCCSBTに提出されたデータは、SBTを対象に漁業を行っている漁船から直接漁獲努力量を収集するためのリアルタイムモニタリング計画を利用しており、これにより日本の漁獲成績報告書のデータとのタイムラグを最小限にしています。
1965年から2022年までの年別、月別、漁法別、大洋別及び5度区画別漁獲量
これらのデータは、上記で触れた海域別、年別及び国別漁獲量のデータと同じもので、より詳細なデータになっています。 さらに、全てのインドネシアの漁獲、その他の漁獲及び2000年より前のフィリピンの漁獲は、はえ縄漁業によって漁獲されたものと推定しました。このデータにおいて、月及び緯度経度に関するものは所々抜けているところがあります。最後の少数を含むセルには1尾に満たない重量が記録されています。これはいくつかの漁獲推定に使用した結果の一部となっています。
漁獲量・漁獲努力量データ
SBTを漁獲するCCSBTメンバーの商業はえ縄漁業及び表層(まき網及び一本釣りのみ)漁業の集計漁獲努力量データは以下のとおりです。ここで入手できる各旗国及び団体のデータは、これらが他の国際機関に提出しているもの異なる可能性があります。詳細については上記セクション”1965年からの海域別、年別、国別漁獲量”の関係する記述を参照してください。
また、ここで入手できる漁獲努力量データは、各旗国及び団体による全ての歴史的時系列データを網羅するものではなく、また、各年における全てのSBT漁獲量を含むものではないことに留意してください。さらに、1996年より前の漁業主体台湾のデータは、クロマグロ(種別に報告されていない)が混合しているデータから推定されています。時系列のデータが不完全なのは、漁獲努力量データが漁獲成績報告書又は類似の詳細な記録から作られており、おそらくこのような記録が国の漁業の歴史として収集されていなかったためです。同様に過去数年、特定の船団が漁獲努力量収集システムからはずれていた可能性があります。より詳細な SBT漁獲量の歴史又は全てを漁獲量を網羅したデータは、上記の”みなみまぐろ全世界推定漁獲量”のセクションを参照してください。
さらに、船舶数に関する情報が事務局に提出されている場合には、ここに記載されている一部のデータは、1つの層に3隻以上が含まれるものの観測値から作成されています。これは、CCSBTの機密性に関する規則に基づくものです。
一部のメンバーに関して、ここで提供されているデータはSBT のみを対象に漁業を行ったものではありません。その代わり、このデータはSBTが漁獲可能であった全てのはえ縄、まき網及び一本釣りのデータを表しています。これには、SBTを対象にした操業や他のマグロ類を対象にした操業、また/あるいはSBTが過去において漁獲された場所で操業したデータ(年/月/海域)が含まれます。結果として、SBTの漁獲のない記録が多く存在します。
注:過去の未報告漁獲に関連した漁獲努力量の程度については現在分かっておりません。そのため、ここにあるデータからCPUEのトレンドについて有意義な解析を行うことは困難となっております。
はえ縄漁業 (2022年12月まで)
ここでダウンロードして入手できるはえ縄漁業の漁獲努力量データには、年、月、国別コード、対象種(ニュージーランド、韓国及び南アフリカの漁獲のみ)、 CCSBT統計海区、緯度・経度(5度区画)、釣鈎数及び保持したSBT数が含まれています。これらのデータセットにおいて時折、位置、釣鈎数や保持したSBT数などのデータが無い(空欄のセル)場合があります。南アフリカは、2020年、2021年又は2022年の漁獲量及び漁獲努力量データを提供していません。
表層漁業 (2022年12月まで)
ここでダウンロードして入手できる表層漁業の漁獲努力量データには、年、月、国別コード、漁具別コード、CCSBT統計海区、緯度・経度(1度区画)、探索時間、及び保持したSBT重量が含まれています。これらのデータセットにいおて時折、位置、探索時間などのデータが無い(空欄のセル)場合があります。ここで言うSBTの保持重量は通常目で見た重量のことを指します。
体長別漁獲量データ
商業漁獲の体長頻度、関係各国及び団体の報告された引きのばし総漁獲量は以下より入手できます。データには、年、月、国別コード、漁具別コード、 CCSBT統計海区、その他の海区(オーストラリアの漁獲のみ)、緯度・経度、体長クラス、体長クラスの間隔(cm)及び引きのばし率が含まれます。現在、この引きのばし率で得られる引きのばし済み体長頻度は、オーストラリア(1952年から2022年。しかし、2002年より前のデータは漁具別に分けられておらず、かつ、緯度・経度が含まれていない)、日本(1965年から2022年)、ニュージーランド(1989年から2022年。しかし1989年は時空間データなし)及び漁業主体台湾(2002年から2022年)だけです。データがある場合の緯度・経度は、はえ縄及び漁具不明のものは5度区画、その他は1度区画となっています。
- テキストフォーマット (4.6MB)
生態学的関連種(ERS)データ
年別、漁具別、CCSBT統計海区別及び種群別の集計漁獲努力量及び科学オブザーバーデータ(ERSWGデータ交換において特定されているデータ)が利用可能です。これらのデータには、SBT漁業において遭遇した生態学的関連種との相互作用のうち、観察された相互作用の数が含まれています。ここでの数字は、種群別の相互作用の総数の推定値ではないことに注意してください。データは旗国横断的に集計されており、全メンバー(インドネシアを除く)の船団による、SBTが漁獲対象とされた又は漁獲された投縄数で構成されています。
(注)南アフリカは2019年、2020年、2021年又は2022年のデータをまだ提出していません。韓国は2020年又は2021年に科学オブザーバーの配乗を行わなかったため、これらの年における韓国のERS捕獲データはありません。日本は2021年又は2022年に科学オブザーバーの配乗を行わなかったため、これらの年における日本のERS捕獲データはありません。
漁獲証明制度(CDS)データ
CCSBT漁獲証明制度は、2010年1月1日をもってCCSBT貿易情報スキームと置き換わり、今日まで運用されています。この制度は、メンバー、協力的非加盟国及びCDSに協力するその他の国/漁業主体の管轄下におけるみなみまぐろの全ての国内産の水揚げ、転載、輸出、輸入及び再輸出を記録するものです。
CDS収穫報告書(2010年1月から2022年12月まで)
この報告書は、CCSBTのメンバー及び協力的非加盟国が漁獲したみなみまぐろ(SBT)の正味重量に関する情報を提供するものです。この報告書は、収穫年、旗国/漁業主体、製品の仕向地(国産品の水揚げを含む)、漁具コード、正味重量(kg)及び推定原魚重量(変換係数を利用して正味重量から算出する)が含まれます。
貿易情報スキーム(TIS) データ
CCSBT貿易情報スキーム は、2009年12月31日に終了し、CCSBT漁獲証明制度に置き換わりました。以下の報告書は、利用可能な全てのTIS情報を含んでおり、更に更新されることはありません。
TISの別添2及び別添2a報告書のデータは、以下からダウンロードすることができます。
別添2報告書のデータ (2001年1月から2009年12月までのデータを含む)
これは、CCSBTメンバー及び協力的非加盟国が輸入したみなみまぐろの正味重量に関する情報を提供するものです。報告書には、輸出期間(6ヶ月まとまり)、輸入国/輸入漁業団体、漁獲国(旗国)/漁業団体、漁獲年(蓄養みなみまぐろ以外)、漁具コード及び正味重量が含まれています。
別添2a報告書のデータ (2002年7月から2009年12月までのデータを含む)
これは、CCSBTメンバー及び協力的非加盟国によるみなみまぐろの輸出入双方の情報を提供するものです。また、このレポートはTISにおける輸出入量の比較を通し、最善のみなみまぐろの正味重量を提供するものです。報告書には、輸出期間(6ヶ月まとまり)、輸入国/輸入漁業団体、漁業国(旗国)/漁業団体、輸入TIS資料からの正味重量、輸出業者のTISの記録からの正味重量及び輸出入量の比較による全体的な推定正味重量が含まれています。