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最新の資源評価

ミナミマグロ(SBT)に関する最新の資源評価の詳細(最新の漁業指標を含む)は、CCSBT第22回科学委員会会合報告書をご参照ください。

資源状態に関する最新情報は、第23回CCSBT科学委員会会合報告書の中で提示されています。

また、ミナミマグロの生物学、資源状況、管理に関する報告書は、以下のリンクをご参照ください。

次回の全面的なミナミマグロ資源評価は2020年に予定されています。

 

 最新の資源評価の概要

2017年の資源評価の結果、資源状態は引き続き低水準(初期産卵親魚資源量(SSB)の13 %、80 % 確率区間では11-17 %)にあり、最大持続生産量(MSY)の生産水準を下回っていることが示唆されました。初期資源量の5 %(3-8 %)と推定された2011年、9 %(7-12 %)と推定された2014年の資源評価以降、資源状態は改善しています。推定漁獲死亡率はMSYを与える水準を下回っていることから、2011年に想定されたよりも早期に資源が再建されるとのポジティブな推定がなされています。

漁業指標の概要

2018年の拡大科学委員会(ESC)会合は、最新の漁業指標について検討を行いました。その結果の概要は以下のとおりです。

  • 韓国の標準化CPUEは、2000年台半ば以降、評価を行ったいずれの海域においても増加傾向を示しています。
  • 台湾の標準化CPUEに関して、東部海域(東経60度以東海域)の標準化CPUEは、2015年以降増加しています。
  • 台湾の標準化CPUEに関して、西部海域(東経60度以西海域)における標準化CPUEは、2002年以降、変動しながらも全体的には減少傾向を示しています。ただし、西部海域における台湾SBT漁業は、SBTが混獲される海域での様々な漁業の中のごく一部に過ぎないため、こうした状況下でのトレンドの解釈には注意を要することに留意する必要があります。
  • 2018年は1歳魚SBT資源量にかかる1つの指標(すなわちピストンライン曳縄指数)が提示されました。ピストンライン曳縄指数は、前回よりも減少しました。
  • 遺伝子標識放流プロジェクトから得られた最初のデータ点は、2016年のSBT資源における2歳魚の尾数は2,417,786尾であり、2017年資源評価における推定の中央値に近かったことを示しています。
  • ニュージーランド国内はえ縄漁業から得られた集計CPUE指標は、2017年は増加しました。
  • 日本はえ縄CPUE指数は、4歳、5歳、6-7歳級群の現在の資源量が、1980年代後半から2000年代半ばに観察された歴史的低水準を大きく上回っていることを示唆しています。8-11歳級群のCPUE指数は、近年は微減しています。12歳+級群のCPUE指数は、2011年以降、徐々に減少しています。この減少には、1999年から2001年までのコホートの資源量が非常に低かったことに関連している可能性があります。

漁業指標のレビューの結果、2017年に至った結論を修正する必要性は示唆されませんでした。全体としては、2018年における1歳魚の曳縄(ピストンライン)指数は低くなっており、近年の高い加入量に関しては様々な兆候が見られ、年齢ベースのはえ縄CPUEの推定値ではある程度一貫したポジティブな傾向が見られています。複数の比較的強度の高いコホートが漁業資源に加入しつつある可能性がありますが、これらの級群はまだ産卵資源には寄与していないものと考えられます。ESCは、加入量の増加は必ずしも産卵親魚資源量の増加を意味するものではないことに留意しています。ESCは、航空目視調査において確認された近年の明らかに強い加入を確認するための十分なデータが得られるまでにはさらに数年を要することに留意しました。

 

CCSBT管理方式の実施に関する年次レビュー

ESCは、管理方式が試験された範囲から逸脱している事象又は観測結果があったかどうか、及びこのことがTAC設定に与える影響について評価を行いました。この評価のスコープは、管理方式への入力データ(CPUE、及び2018年航空目視調査データによる指数の欠落)、未考慮死亡量の問題、産卵海域におけるインドネシア漁獲物の報告漁獲量及び体長及び年齢、2017年に留意された資源のより高い再生産力、及び2018年にアップデートされた過去のCPUEデータを網羅しています。例外的状況にかかるメタルール・レビューの結果を踏まえ、ESCは、2019年のTAC勧告を修正するための行動を起こす理由はないとの結論に至りました。

例外的状況及び漁業指標にかかる年次レビューの結果を踏まえ、ESCは、2018-20年のTACに関する2016年のECの決定を修正する必要はないことを勧告しました。したがって、2019年及び2018-20年のクオータブロックの各年の勧告TACは、引き続き17,647トンとなります。