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最新の資源評価

ミナミマグロ(SBT)に関する最新の資源評価の詳細(最新の漁業指標を含む)は、CCSBT第26回科学委員会会合報告書をご参照ください。

また、ミナミマグロの生物学、資源状況、管理に関する報告書は、以下のリンクをご参照ください。

次回の全面的なミナミマグロ資源評価は2023年に予定されています。

 

 最新の資源評価の概要

第25回科学委員会会合では、2020年に実施した全面的な資源評価の結果について以下のとおり留意しました。

  • 相対的な再生産出力(TRO)として表現される資源量は、初期産卵親魚資源量の20%(80%確率区間:16-24%)と推定されている。
  • SBT資源量は、最大持続生産量(MSY)を生産する資源量推定値の水準を下回っている。
  • 相対TROが13%(80%確率区間:11-17%)と推定された前回(2017年)の資源評価以降、資源状況は改善してきている。
  • 漁獲死亡率は、MSYを与える水準を下回っている。
  • SBT資源は、2009年に低い水準を記録して以降、毎年、約5%の割合で資源の再建が進んでいる。

また2020年の資源評価では、資源量が初期TROの10%という低水準となった2009年以降、資源が増加してきたことも示唆しました。

 

漁業指標の概要

2021年の拡大科学委員会による漁業指標のレビューの結果は以下の総括のとおりです。

  • 昨年との比較では、漁業指標は様々な兆候(一部は増加、一部は減少、その他は変化なし)を示しましたが、異常な兆候又は懸念すべき理由を示唆するものは何ら確認されませんでした。全体として、各指標の長期的なトレンドは、資源の継続的な増加が見込まれることを示唆した直近の資源評価結果と一貫しています。
  • 曳縄調査から2つの1歳魚資源量指数が作成されました。TRG加入量指数は2011年から2021年までやや減少傾向を示しており、またTRP加入量子数は2018年及び2019年においてゼロを記録したことから、近年の加入量が低かった可能性についていくらかの懸念が示唆されています。
  • 遺伝子標識放流による2019年の2歳魚資源量の推定値は、2017年及び2018年の推定値より増加しています。
  • 2020年の日本はえ縄ノミナルCPUEが減少しましたが、それでも過去10年平均を上回っています。対象的に、日本の標準化CPUEシリーズ(全船及びコア船)は増加しました。
  • ニュージーランド国内はえ縄漁業の標準化CPUEは増加しました。
  • 統計海区8及び9における韓国の標準化CPUEは、2000年代中頃から増加傾向を示しています。
  • 台湾の標準化CPUEについては、過去と類似したトレンドではあるものの、2020年の最新データでは両海域(中東部及び西部海域)においてやや増加しました。

 

CCSBT管理方式の実施に関する年次レビュー

2021年の例外的状況のレビューでは、管理方式の実施に影響を及ぼすような新たな問題は何ら確認されませんでした。既存の例外的状況は、2019年に確認されたCPUE標準化の問題に関わるもので、新たなCPUEシリーズの開発を通じて対処されることとなっており、これは2022年に行われる次回のTAC勧告向けに利用可能となる予定です。未考慮死亡量に関する新情報はありません。潜在的な非メンバー漁獲量の推定値については、2022年にアップデートが予定されています。ケープタウン方式(CTP)は、現行の推定値よりも高い水準の未報告漁獲量に対しても頑健であるように設計されています(SC24報告書パラグラフ92)。

新たな問題は何ら確認されなかった例外的状況のレビューの結果、及びメタルール・プロセスの下にCTPで使用される新CPUEシリーズを開発するべく計画された行動を踏まえ、拡大科学委員会は、2022年の全世界TACを引き続き17,647トンとすべきことを勧告しました。