直近のニュース及びCCSBT 30からの留意事項は以下のとおりです。
- 2023年に実施された最新の資源評価の結果によれば、現在の資源量は初期総再生産出力(TRO0)の23%(21-29%)と推定されています。2020年に実施された前回の資源評価では、資源量はTRO0の20%(16-24%)と推定されていました。資源予測の結果、管理方式は現行の資源再建目標(2035年までに50%の確率でTRO0の30%を超える)に向けて順調に機能していることが示唆されています。
- 拡大委員会(EC)は、現行の管理方式(ケープタウン方式)によって計算され拡大科学委員会により勧告されたとおり、2024年から2026年までの各年における全世界のみなみまぐろ総漁獲可能量(TAC)として20,647トンを採択することに合意しました。これは前の3年のクオータ期間のTACから3,000トンの増加となります。
- ECは、2024年から2026年までの期間におけるメンバーに対するTACの配分量に合意しました。またECは、合意されたTACのうち各年130トンを、特定の条件の下に暫定的な特別枠としてインドネシアに提供することに合意しました。
- メンバーは、2023-2028年にかかる5年間の行動計画を含む新たなCCSBT戦略計画を採択しました。同計画では、CCSBTにおける共通のビジョンを概説するとともに、これらのビジョンを達成するための具体的な戦略及び行動を規定しています。
- 新メンバー及び協力的非加盟国への漁獲枠の配分プロセスをさらに明確化するべく、全世界の総漁獲可能量の配分に関する決議が改正されました。
- メンバーは、既存の漁獲証明制度から電子システムへと全面的に移行するための導入日(2026年1月1日)に合意しました。
- またメンバーは、CCSBTにおける電子モニタリング/システムに関するハイレベル指針を採択しました。
- ECは、CCSBTにおける転載措置を強化するとともに、UN FAOの転載に関する任意ガイドラインと合わせてICCAT及びIOTCの転載措置をより良く反映することを目的として、大型漁船の転載に対する計画創設に関する決議を改正しました。
報奨 - CCSBT標識放流計画
CCSBTに返却されるSBT標識ごとに、1つの報奨品が進呈されます。大多数のSBTには、2つの標識が装着されています。これらの標識ごとに1ずつ報奨品が進呈されますので、2本が装着されていた場合には両方とも返却してください。より詳細な情報を知りたい方は、tags@ccsbt.org までEメールをお願いします。